こども家庭ソーシャルワーカーについて
こども家庭ソーシャルワーカーとは、
「こども家庭福祉分野」の認定資格として
2024年度に新たに創設されました。
こども家庭福祉の実務者の専門性向上を
目的としたものです。
こども家庭ソーシャルワーカーが 創設された背景
近年、貧困や社会的孤立、家庭内暴力、保護者の病気や障がいなど、家庭が抱える課題は多様化・深刻化しています。
児童相談所への虐待相談件数も増加を続け、
子どもと家庭を取り巻く環境は
より複雑になっています。
こうした状況を踏まえ、子どもを真ん中に、 その権利を尊重しながら家族や地域と連携して 支援を行う専門職として 「こども家庭ソーシャルワーカー」が創設されました。
職資格取得の流れ
資格取得のルートは、第1号から第4号までの4つです。
それぞれのルートによって、所持している資格、児童福祉に係る相談援助実務経験、機関種別や職種、経験年数等が定められています。
- 第1号は「指定研修」のみとなります。
- 第2号では「指定研修」に加えて「追加研修」の受講が必要です。
- 第3号・第4号では「指定研修」に加えて「ソーシャルワーク研修」の受講が必要です。
- 「指定研修」と「追加研修」「ソーシャルワーク研修」は別々の研修機関での受講も可能となっています。
各ルートの受講要件の詳細は、日本ソーシャルワークセンターHPをご確認ください。
http://kodomo.jswc.or.jp/examinee/training
こども家庭ソーシャルワーカーの
受講要件
こども家庭ソーシャルワーカー研修をお申し込みいただくには、
受講要件確認申請が必要です。
申請の際は、各ルートに応じた指定の書類を提出していただきます。
全日本ソーシャルワーカーラボでは、
よりスムーズにご受講いただくために、
「優待申込」をご用意しています!
こども家庭ソーシャルワーカー
研修について
こども家庭ソーシャルワーカー研修は、 「指定研修」「追加研修」「ソーシャルワーカー研修」の3区分で構成されています。
【指定研修】
「こどもの権利擁護」「児童虐待の理解」など、第1号~第4号の方が受講する必須研修です。
| 科目数 | 全18科目 |
|---|---|
| 研修時間 | 講義33時間・演習67.5時間 計100.5時間 |
| 対象ルート | すべてのルート |
【追加研修】
「児童福祉援助職の専門性」「家庭支援と保護者支援」などを通じて、支援に関する理解を深めます。
| 科目数 | 全9科目 |
|---|---|
| 研修時間 | 講義9時間・演習9時間・見学6時間 計24時間 |
| 対象ルート | 第2号ルートのみ |
【ソーシャルワーク研修】
現場での支援力を養う実践的な研修です。
「ソーシャルワークの基盤と専門職」「地域福祉と包括的支援」などを学びます。
| 科目数 | 全6科目 ※第3号ルートでは3科目が免除となります |
|---|---|
| 研修時間 | (第3号ルートの場合) 講義58.5時間・演習39時間 計97.5時間 (第4号ルートの場合) 講義78時間・演習78時間・見学9時間 計165時間 |
| 対象ルート | 第3号ルート・第4号ルート |
上記研修のいずれも、日本ソーシャルワークセンターの認定を受けた研修機関が実施する研修を受講する必要があります。
全日本ソーシャルワーカーラボでは
正式に認定を受けた研修を開催しています!